今回は、あなたの部下やチームメンバーに
最大限、力を発揮してもらう方法について
お話したいと思います。
彼ら、彼女らが持ってる力を存分に、
フルに発揮してもらうためには、
上司であるあなたが、
どんな手助けをすれば良いのか?
ってことを、シンプルにお伝えできれば
良いな〜と思います。
上司の仕事がグンと面白くなる醍醐味
上司とかリーダーの仕事の醍醐味って、
人を勝たせられることだと思いませんか?
自分が勝つことももちろん良いんですが、
人を勝たせるのって多分もっと面白いです。
(まあ、彼らが勝つことが、イコール
自分の勝ちでもあるんですけどね)
一人でやるより、もっと大きなことできるし
色々と面白い仕事の可能性も広がります。
もっと単純に言えば、自分の時間をあけたり
その時間を使って自分はもっとレベルの高い
面白い仕事をしたり・・・といったような
自分へのメリットもありますしね。
それはまあ、人を成長させるのって
やりがいある仕事だと思うんです。
そう、じゃあそのために、、
いったいあなたはどんな点で
手助けしていけば良いか?
・・・
・・・
実はものすごく効果的な「あるポイント」
があって、そこをフォローしていくと、
彼らが最大限に力を発揮できる人へと
変わっていきます。
このポイントを抑えとけば、
あなたのチームはできる集団になるし、
反対にこのポイントを知らなければ、
ダメ集団になってしまう
というそんな話なので、
ぜひ心して聞いて欲しいと思います。
ひたすら注目すべきは部下の「アウトプット力」
部下やチームメンバーに、最大限に
能力を発揮してもらうためのポイント、
それは、“アウトプット力”。
アウトプット力に注目します。
何よりさてより、一人一人のアウトプット
する力(伝える力)に注目して、そこを
育成し、手助けするのが、優れた上司なる
ポイントです。
コミュニケーション力が、何より一番大事?
今の時代の仕事って極端に言えば、
ほぼほぼ人と人とのコミュニケーション
です。
たとえば、ほら、
「仕事でうまくいくのって、
結局、コミュ力の高い人だよねー」
とか、
「コミュ力って、仕事していくのに、
一番大事だよねー」
っていう話はちょくちょく聞くと思います。
あなたも「そうだよね」と、納得するんじゃ
ないでしょうか。
実際問題、
- 「話すのが上手」とか
- 「プレゼンが上手」とか
- 「上司の心を掴むのが上手」とか
そういう人が出世していたりします。
アウトプット力がない人を切り捨ててしまっていませんか?
でも、
- アウトプット力がある人はOK、
- アウトプット力がない人はダメ、
と判断してアウトプット力がある人ばかり
重宝してたら勿体なさすぎませんか?
もったいないけれど、
無意識にそうなっちゃってると思います。
だって、上司だって人間だし、
アウトプット力のある人が目に付いて、
重宝してしまうのが普通です。
でも、アウトプット力って
目には見えにくいので、自分がその人を
重宝するのはアウトプット力だけが原因
でそうなってるんだってことにも
気づいていないんですよね。
知らず知らず(でも強烈に)影響されてる
ってのが、むしろ当然なんですよね〜。
でも、これからのあなたは違います。
だってもう既に、アウトプット力の存在と
その影響力に気がつきましたからね。
目立ったアウトプット力がなかった
部下にも、良いアウトプットをさせていく
のが仕事になっていきます。
アウトプット力は育てられる
- アウトプット力がある人はOK、
- アウトプット力がない人はダメ、
と受け身でいる状態から、これからは
抜け出していきましょう。
アウトプット力は育てられます。
だから、最初から口が上手な人だけでなく、
本当は仕事できるのに、口が苦手なせいで
全然実力を発揮できてない人も
引き上げられるんです。
これは面白い事実ですよね。
あなたのチームは、アウトプット力が
ある人を増やしたければ、増やせる!
ってことなんです。
アウトプットが苦手な人が多いのは、もったいない!(宝の持ち腐れです)
ここであらためてですが、
アウトプット力、“めちゃめちゃ大事”です
たとえば、こんなAさん、Bさん、
どちらの方が仕事できると思いますか?
- Aさん)
頭の中:10点分の頭脳
アウトプット:2点分 - Bさん)
頭の中:3点分の頭脳
アウトプット:3点分
AさんとBさん比べたら、隠れた能力は
Aさんの方が高いかもですが、
やっぱり3点分のアウトプットをする
Bさんの方がチームに貢献するんです。
・・・
・・・
Aさんの才能、超勿体なくないですか?
このままだと、Aさんは、
「2点分の貢献をする人」
でしかないですからね ^^;;;
部下一人一人のアウトプット力を高めるために、あなたにできる3つのこと
だから、10点のことを考えてるAさんには
10点分出せるように、アウトプット力を
高めてあげることが、上司であるあなたの
目標です。
部下に力出してもらった方が良いでしょ?
そのためにやりたいことは3つです。
1. 部下にもアウトプット力の重要さに気づかせる
アウトプットが苦手なのは、
もちろん天性のものもあるんですが、
それよりも、「優先順位」が低い
ということが苦手な理由だったりします。
- 部下はアウトプットが大事だってことに
気づいてないんです。 - だから、重視もしてないんです。
だって、たとえば、
「アウトプットのうまさ『だけ』で、
来期の給料決めます〜」
なんて言えば、みんなもっとアウトプットの
練習すると思うんですよね。
アウトプットの練習に時間を割くはずです。
少なくとも、今よりはうまくなるでしょう。
つまり何を言いたいかと言えば、
そこまでアウトプットが重要なんだって
気づいてない部下にも、アウトプットが
重要なんだって気づいてもらいましょう!
ということです。
たとえば、
- アウトプットしないと伝わらない
- 能力を持ってても発揮できない
- 考えた時間とか、取り組んだことも
無駄になってしまう - 会社からも評価されにくい
- 周りの人からも評価されにくい
- etc.
な〜んてことを伝えても良いですよね。
アウトプット力を向上させることは
これから仕事していく上で、非常に価値が
高いんだと知ってもらいましょう。
2. アウトプット力を学べる時間や、環境を与える
アウトプットが苦手って人も、
案外、その理由は単に、
- 練習したことがない、
- 経験したことがない、
- 慣れてない、
な〜んてだけだったりします。
それに、体系立てて学ぶこともできるし、
本などでコツを掴むこともあります。
アウトプットの力って、
ちょっと頑張れば意外と簡単に伸びるので、
その手助けをしてあげましょう。
3. アウトプットしやすい環境をつくる
アウトプットが苦手なように見えても、
本当は、アウトプットが苦手な訳じゃなく
話しにくい環境なのが原因・・・
だったりしたらどうします?
たとえば、聞く側のあなたが、
しかめっ面してる・・・とか。^^;;
それは極端だとしても、「ない」とは
言い切れませんよね。
アウトプット苦手そうな、あの彼が
もしかしたら別の環境では、
めちゃめちゃ流暢にアウトプットしてる
可能性だってあるかもしれません。
だから、アウトプットしやすい環境
をつくるのも良い作戦ですよね!
その人のアウトプットしやすい状況を、お膳立てするのもOK
また、「アウトプット力 = プレゼン力」
“ではない”ことにも注意しましょう。
アウトプットの目的を考えれば、
その人の考えてることを、周りの人に
うまく伝えられさえすれば、
どんな方法でもOKじゃないですか?
10点のAさんから、10点の考えを
引き出すことができるなら、
手段にこだわる必要はありません。
たとえばプレゼンが苦手な人でも、
別のやり方で人に伝えられればOKです。
たとえば、
- 人前で話すのは苦手だけど、
1対1なら話せる人もいれば、 - 大勢の前は苦手でも、2〜3人の前なら
話せる人もいる、 - 大勢の前の方が、話すのが
得意な人だっています。 - あるいは、話すのは苦手だけど、
文章にして書いたり、資料にして
伝えるのが得意な人だっています。 - 自分から話すのは苦手だけど、
うまく聞いてあげたら、どんどん
話せる人だっています。 - 自分で文章を組み立てるのは苦手でも
フォーマットを決めてあげたら、
めちゃ高スピードでアウトプット
できる人だっています。 - 人見知りだから、よく知ってる
メンバーの前じゃないと
しどろもどろになっちゃう‥‥
なんてことだってあるかもしれません。 - 緊張しいだけど、リラックスできれば、
めちゃめちゃ饒舌になる人、なのかも
しれませんよ。 - etc.
そう、つまりそんな風に、一人一人、
得意なアウトプットの形があったりもする
ってことです。
タイミングや体調だってあるんです。
だから、そういうその人ならではの
得意なアウトプットの形を見つけて、
一番自信の持てる形でアウトプット
させてあげるのです。
ケチなこと言わずに、そんなので済むなら
その環境を用意してあげれば良いんです。
プレゼンとか、自分との関係性とか、
狭いところだけにこだわって、可能性も
狭くしてしまったらもったいないです。
あなたはそのためのお手伝いをします。
なんとなくイメージ掴めてきました??
簡単なことでしょ?
色眼鏡を外すと、部下はもっと伸び始めます
いずれの場合も、大事なのは、
- この人はできる、
- この人はできない
っていう「思い込み」を外すことです。
思い込みを外して「できる人に違いない!」
っていう目で見るようにします。
- 課題があって能力発揮できてないだけ
- どうしたら発揮できるんだろう?
- 彼らの可能性を信じてあげよう
と前向きな目で見ることです。
まあ、もちろん本当に、得意不得意も
あるんですがそれはそれです。
たとえその人なりにでも、
できる限りの能力を発揮できるように
力添えしてあげた方が、
「彼ら彼女らのためにも」、
「みんなのためにも」、
「あなたのためにも」
結局、良いじゃないですか。
もちろん、あなたが全部やってあげるわけ
にもいかないし、やるやらないはあくまで
本人次第なんですけどね。
でも、あなたにも、
- 可能性を見つけてあげたり、
- そして信じてあげたり、
- 環境を用意したりと、
できる役割もあるので、そこはぜひ
自分のチャレンジとしてやってみて下さい。
まとめ
あなたの部下に、最大限力を発揮させる
方法は“アウトプットする力を育成すること”
って話をしてきました。
アウトプット力がないと
その人の良いところを、十分に
発揮してもらえないからです。
そのために、あなたは、
- 部下にもアウトプットの重要さに
気づかせる - 部下がアウトプットを学べる時間や、
環境を与える - アウトプットしやすい環境をつくる
といった支援をすることができます。
プレゼン力やトーク力だけにこだわらず、
その人の得意な形のアウトプットの形を
見つけてあげることも良いですよね。
心理的ブロックとか、その人の性格とか
色々な側面を気にしてみるのも尚良いです。
そんな風にして、彼ら彼女らも、
自分のアウトプットが上達してくると
やってることが人に伝わりやすくなるし、
人に伝わると、今度は、自分の仕事が
もっと面白くなってきて、やりがいを
感じてくれると思います。
だから、より能力を発揮しやすくなります。
良いループが生まれるんです。
もちろんメンバーが能力を発揮するのは、
上司・リーダーであるあなたにとっての
メリットでもありますよね。
だからアウトプット力に注目するんです。
メンバーのやりがいとか働きがいって、
意外と上司が握ってるところが大きい、
そう思いませんか?
だからあなたは、率先して、
そういう人の力を引き出せる上司を
目指してみて下さい。
やれることを探して実践しよう
今回の話は、
“部下の育成 = アウトプット力の育成”
というポイントに焦点を当てることで、
上司は部下の能力をより引き出せる!
という話をしてきました。
あなたは、これからは
部下のアウトプット力に注目すれば良いし、
どんなサポートができるかについても
学びました。
でも、学んだだけじゃ意味がありません。
「分かった!」
「なるほど!」
「そうか!」
と思っただけだと、多分、一週間もしたら
もう忘れてしまいます。
本当に、本当になんですけど、
「やること」こそが大事です。
あなたが上司として成長していくため、
チームを成長させていくため、
自分もメンバーも、思い切り力を
発揮できる環境をつくるため、
それができるかできないかは、
あなたがやるかやらないか・・・そこに
掛かっています。
ぜひ実際にやってみるように、
まずは最初の一歩を決めて、確実に
取り組んでいって欲しいと思います。
それでは、最後までお聞き下さり、
本当にありがとうございました。
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