「仕事が暇で仕方なかったら?」
と聞くと、忙しくて悩んでる人には
うらやましい話に聞こえるかもしれませんが、
暇ってのも結構つらいんですよね。
僕は、大学院卒業後に最初に就職した会社で
まさに暇で暇で仕方がない状態だったので
そのつらさがよく分かります。
対照的に転職後の会社は、
今ならブラック企業に認定されるだろうな〜
ってくらい忙しかったんですが、
「暇なのと比べたら、全然へっちゃら〜」
って感じで意気揚々と働けたくらいなので
超絶忙しいのを凌駕してしまうくらい
超絶暇の方がつらかったりするって話です。
僕に限った話でもなく、
コーチングでも「暇で仕方がない」という
悩みを相談されることもあります。
というわけで、暇で仕方がない時に
どうすればいいかって
話をしてみようと思います。
つらいつらいつらい!
まず言いたいのは、
暇だ暇だ暇だー
つらいつらいつらいー
という状態にフォーカスしすぎないで!
ってことです。
暇なのって本当につらいんですよね〜
なんどもトイレに行ってみたり、
たとえば、書類の見直しとか
あんまりやる必要のない仕事を
なんども繰り返してみたり、
上司や周りに何かお手伝いしましょうか
と聞いてまわったり、
仕方ないから、ネットサーフィンしたり
本を読んで勉強してみたり、
とにかくなんとかして時間を過ごさないと
いけないから本当につらいんですよね。
会社だから、自分の家みたいに
リラックスできるわけでもないですしね。
おかし食べて寝っ転がって過ごせるんなら嬉しいですけど。
でもそうじゃないし、
「つらいなー」
「暇だなー」
「退屈だなー」
「こんなことしてて良いのかなー」
「自分のためにならないなー」
とネガティブ単語が、いっぱい頭の中を
巡り巡ったりもしたりします。
でもネガティブ単語って、
頭の中をさらにネガティブにしてしまうので
危険なんですよね〜
できることならなんとかストップしたいところです。
ポジティブ変換してみる?
「暇なのも、良いことだよー」
「忙しいのに比べたら、マシだよー」
「定時に家に帰れるし、働きやすいよー」
とポジティブ変換してみるのはどうでしょう?
良いところを見つけて、
自分を納得させる作戦です。
この作戦、いっけん良さそうですけど、
意外とうまくいきません。
だって感情が納得しないですもん。
「暇で嫌だー」って心が言ってるのに、
無理やり論理的に頭で考えて
納得させようたって無理があります。
人と喧嘩してる時に、正論言われると
ムカーッて余計に腹たちますよね。
それと同じことを自分にやってるんです。
なので、この作戦もなかなかうまくいかないんです。
本当はどうなりたいの?
仕事が暇で暇でしかたない。
本当に困ってんですけど〜っ!、って時に
じゃあどうすれば良いのか?
それは、「本当はどうなりたいの?」
ってことを考えてみて欲しいってのが答えです。
「暇だー、つらいつらいつらい!」
って堂々巡りするのでもなく
「暇なのも良いことなんだよ。こう考えてごらん」
と無理に自分を納得させるのでもなく、
『本当はどうなりたいのか』
に思いを馳せてください。
僕ら人間にとって、
理想の未来をイメージすることが、
頑張るための力になるからです。
適度に仕事が欲しい?
本当はどうだと良いか考えて、
もし「適度に仕事が欲しい」
という答えが出てきたら
今度はそれに向かって進むことができます。
たとえば、僕が相談に乗った人の場合だと
- 上司に相談してみる
- 他部署の上司に相談してみる
- 同僚に相談してみる
- 参加できそうな社内企画を探してみる
等々のさまざまなアイデアを
次のアクションとして思いつきました。
(そして実際に実行に移していきました)
また、若かりし頃の昔の僕の場合だと、
- 上司に相談してみる
- 先輩に相談してみる
- 同僚に相談してみる
- 社内企画に応募してみる
- 転職を考える
- 転職するための勉強を始める
といった行動をしていきました。
『適度に仕事が欲しい』というのが
理想の状態なんだって具体化すれば、
そこから逆算して、そのためのアイデアを
考えて導き出すことができるのです。
本当は仕事が欲しいわけじゃないかも?
「本当はどうなりたいの?」
と自分に問うと、思わぬ答えが
見つかることもあります。
たとえば、
自分だけ暇じゃなくて、
みんなが暇ならそれで良い
とか
誰かに怒られたり
非難されることがなくて
和気あいあいとした雰囲気が良い
とか
暇な時と、忙しい時の
メリハリがちゃんとしてるのが良い
とか
時間を無駄にするのじゃなくて、
スキルアップができるのが良い
とか
暇でも会社がつぶれず、
利益が出ていて
給料が出るのなら大丈夫
とかって風な答えです。
どんな答えが出てくるかによって
取れる行動って異なってきますよね。
本当はある程度は暇なままの方が良いのに
めちゃめちゃ忙しくするための行動なんて取れません。
だからまず理想の状態を描くのです。
そしてその理想の状態に至るには?
と考えるのですが、
理想の状態が具体的になっているので、
どうすれば良いかの行動のアイデアも
思い浮かびやすくなっているんす。
まずは頭の中に、理想像を
浮かべてみることで、僕ら人間は
クリエイティブになるんですよね。
現状のつらい状況を変えるためには
がむしゃらに動く前に、
まず先に理想の状態を浮かべてから
取り組むのが得策です。
あなたはあなたの環境が、
どんな風になると良いと思いますか?
まずは想像することから始めてみましょう。
僕が昔の僕にアドバイスするとしたら?
暇で暇で仕方がない環境がつらかった
新入社員時代の僕ですが、
周りを全員見返せるくらい
実力がつけば良い
ってのなんて本当はなりたい状態だったかもしれません。
当時の僕は、新人で実力もないし
右も左も分からないし、それなのに
放置されて暇で暇で仕方がなかったら、
劣等感を感じて自分を責めてしまってたんですけどね。
今だったら・・・
ラッキーとばかりに
ありあまる時間を使って
自分のためのスキルアップに
使っただろうなと思います。
その方が、
自分のためにも、
会社のためにも、
世の中のためにもなりますしね。
というわけで、
暇で暇で仕方がなくてつらかったら?
つらい状態にフォーカスせずに、
無理やりポジティブ変換もせずに、
本当はどうなったらいいんだろう?
と想像してみてから
そこからアイデアを出して
実行していってみてください。
もし、それでもまた困るようなら
相談してくださいね。
ではでは。最後までお聞きくださり、
ありがとうございました。
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