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【第4話】人生変えたい・・・アラフォーで会社を辞めてみた
いろんなところに積極的に
学びに行っていた僕は、ある時、
コーチングを教えてくれる講座
に出会いました。
会社を辞めてから1年くらい
経っていた頃でした。
実は、コーチングについては、
これまで学んできた中でも
何度か出会うことがありました。
その時には、
- 人にヒアリングする手法、
- お客様の悩みを聞いて解決してあげる手法
として学んでいました。
実際に使うこともあったんですが、
特に気を留めることも正直ありませんでした。
でも、なぜかその時の僕は、
コーチングというものに魅せられ、
これは僕の人生を変えるかもしれないと
ピピピと予感めいたものもあり、
参加価格も正直、高額だったんですが
思い切って参加することに決めました。
(ちなみに、なぜその時、
ピピピと魅せられたのかは、
今では、人間の感情について学んだ結果、
理論的にも理解できるようになりました)
コーチング講座で受けた言葉
コーチングの講座に参加した僕。
講座では、
- 会場に集まってセミナー&トレーニングを受ける
- インターネット講座によるビデオ学習
- 実際に自分でクライアントを見つけてコーチングする
等の課題が課されます。
そうしながら、コーチングスキルを
身に付けていくという講座です。
僕は第一回の実地セミナーに出向いていきました。
まずは2日間びっちり缶詰になって学びます。
その時、学びに来ている人は
100人ほどいましたね。
また、ラッキーなことに、僕は
講師から直接コーチングしていただく機会にも
恵まれたので、しっかり準備して
コーチングの場に臨みました。
これまでの人生で悩んできたことや
今後やっていきたいことや、夢、目標
それらを話していく中で、
今も忘れられない印象的な言葉を
かけてもらったんです。
「にしいけんさんは、人と会うことで
力を発揮する人ですね」
という一言です。
衝撃的でした。
子供の頃からコミュニケーションが苦手、
仕事もパソコンに向かったりしてる方が
向いているのかなと、自分でも思ってたのに・・・
まさかのそれをひるがえす一言です。
自分で自分に対して持っていた思い込み
がはずれたんです。
本当にありがたかったですね。
僕の自分自身に対するセルフイメージが変わり、
変容が起こり始めました。
コーチとしての行動
それからの僕は、コーチになるため
バリバリ行動を始めました。
課題で課されたのは、
50人を相手にコーチングしなさい
ということ。
僕は、その課題を行うため、
知り合いやいろんな人に声をかけまくりました。
昔の友人・知人や、
起業、ビジネスの勉強を通して知り合った人、
はたまた人を通して紹介してもらったり
ブログやSNSなどでも呼びかけました。
そして、実際に学んだことを使って
コーチングしていくと、
本当に相手の人が喜んでくれたり、
成果をあげてくれたりするんですよね。
これは本当に驚きでした。
僕も、相手の人のことを一生懸命考え、
どうすれば相手の人のためになるか頭をひねり、
全力でその場に臨むのですが、
実際に目の前の人が変わるのを
体感するのは、なんとも言えない
感動的なものがありました。
「僕がこんなに人のために力になれるんだ」
ということを知れた瞬間でもありましたね。
セミナー開催への挑戦
また、コーチングの講座では、
『セミナーを開催すること』も、
チャレンジの1つとして課されました。
実は、これ以前に学んできた講座でも
「セミナーをすると良い」
と教わったこともあったんですが、
僕にとってハードルが高くて、
どうしても踏み出すことができませんでした。
しかし、このコーチングの講座では、
僕は、いの一番にセミナーをやることを決め、
100人を超える参加者の中で、誰より早く
自分のセミナーを実施しました。
本当に大きな挑戦で、
話す内容を決めたり、
コンテンツを作ったり、
あるいは会場をおさえたり、
お客さんを集客したり、
案内ページや価格や申し込みフォーム等々、
いろんなハードルもありましたが、
なんとか無事成功を収めることができたんです。
本当に良い達成感がありましたね。
また一つ自分に自信を持つことができました。
コーチングのプロとして活動開始
コーチングに出会ったことにより、
自分自身にも変化を起こし、
だんだんと人生を良い方向に
向けていくことができた僕。
コーチングは、有料で提供するようになりました。
クライアントさんを見つけるのも
知り合いに声をかける以外に、
人に紹介していただいたり、
インターネットを使ったりして、
少しずつできるようになりました。
会社員の方や、
僕よりもステータスが高いはずの
事業経営されてる方や、
士業をされてる方、
起業をされている方、
等々であっても、コーチングは威力を発揮し、
お役に立てることも分かってきました。
僕自身、プロのコーチとして、
着実に成長しはじめました。
活動の幅を広げる
コーチングのプロとして、
お金をいただいて活動するようになった僕。
だんだん、活動の幅も広げていきました。
色々あって毎日が楽しかったですね。
…
たとえば勉強会や、読書会を
企画して開催するようになりました。
面白そうな本や、テーマがあれば
参加者を募って教えたり、
一緒に学んだりするのです。
参加者が自分自身のことをテーマに
話ができるのでいつも盛り上がります。
その都度都度で、臨機応変にやり方が変わる
面白さもあるんですよね。
僕自身はこのようなスタイルが大好きだし、
とても楽しんでやっていました。
参加者も何度もリピートしてくれたり、
友達を連れてきてくれたりして
とても良い場がつくれるようになっていきました。
…
また僕自身も、他の人の開催する企画等に
どんどん参加していくようにしました。
コーチという仕事は、自分が成長することで
より一層、人の成功に与えられる影響力をも
高めていけますからね。
勉強会に参加しては、どんどん楽しみながら
学ばせていただいたりしました。
時には、講師として前に立って
お話させていただく機会ももらったりして
昔の僕なら、考えられないくらい
充実した時間を過ごせるようになってましたね。
…
仲間の起業家の手伝いをすることも増えました。
セミナーの手伝いをしたり、
集客用のホームページやチラシをつくったり
なんてこともしましたね。
ただ、やりすぎて失敗することもありました。
商品やサービスをつくるための協力をして
深く関わりすぎて、自分自身の時間が
なくなってしまったりしましたね。
僕の意思と違うところで、
どんどん強引に話を進められてしまった、
なんてこともありました。
間違いもたくさん犯しました
こんな風に、失敗も結構してるんですよね。
新しい場所に参加してると、
変な出会いもあります。
セミナーとかに参加してても、
当然、全部が当たりってわけじゃありません。
全然、役に立たないものもあります。
MLM(ネットワークビジネス。アムウェイとか)
に勧誘されることも多いですよね。
…
僕自身が人にコンサルティングを
お願いして受けることもあるのですが、
コンサルタントの人と相性が合わずに、
途中で解約してしまったことも何度かありました。
もちろん失敗も含めて、
意味のある経験だとは思います。
ただ、僕自身、やるべきことを
見失ってたところもあったんですよね。
ビジネスでぶつかった壁
さらに、コーチングをビジネスとして確立し
続けていくには、まだまだ課題もあったんです。
その時の僕には、
ビジネスの視点が欠けていたんです。
僕は、壁にぶつかっていました。
クライアントを増やすことが、
できていなかったんです。
そのために「何かしなくちゃいけない」
ということは分かっていても、
コンサルの人と相談して余計に混乱したり
考えるうちに自分が何をやりたいのかが
分からなくなっていました。
「もっと成長して事業を育てないといけない」
「売れる商品をつくらないといけない」
「集客や販売をうまくしないといけない」
本当はそれをしないといけないのに、
そのための時間をつくりたいのに、
僕は、迷ってばかりです。
そもそも、時間がかかるのに、
時間が圧倒的に足りてませんでした。
そして、時間を経れば経るほど
お金がないことが悩みになり・・・
僕は、再び会社員に戻るという決断を
せざるを得なくなりました。
一度夢を見て、会社を飛び出した身です。
プライドもあり、悔しかったのですが、
他にできることもありませんでした。
そして、僕は会社員に戻りました。
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【第6話】挫折からの再出発。会社員とビジネスを両立できるのか?