こんばんは、西井です。
世の中には、2種類の人間がいます。
「目立つ人」と「目立たない人」です。
僕は目立たない人の代表で、
学生の頃から存在感がなくて、
いてもいなくても分からない
幽霊の様な存在でした。
目立つと言えば、せいぜい
骨折した時や、入院した時くらいかも
知れません。笑
今でも、本当は目立ちたいし、
注目される人が羨ましくて仕方ないので、
「今日は誰かと仲良くなれると良いな」
と自分に期待して出掛けるのですが、
大抵の場合は玉砕してしまいます。
何もできなかった自分に失望して、
「自分には価値がないんだ」
と、負の感情だけを、ますます
大きくしてしまうのです。
そう、せっかく「自分を変えよう」と
勇気を持って行動してみても、
出掛ける前より一層自分が嫌いになるという、
悲しい悪循環を繰り返してきました。
でも、間違っていたんです。
僕は嘘つきでした。
本当は、よく知らない人と世間話を
してても楽しいとは感じません。
エロ話や爆笑話で、ばか騒ぎするのも
一時的には好きなのですが、
すぐに飽きてしまい、
後半は愛想笑いしています。
そうです。
僕はそもそもパーティーや
大人数の飲み会が嫌いです。
それなのに、
「ノリが悪いな」
「ばか騒ぎできないなんて寒いやつ」
そう言われるのが怖くて、
自分を偽っているんです。
好きでもないパーティーも、
自分にも楽しめるんだと言い聞かせ、
モテる為、
人気者になる為、
人に嫌われない為に、
自分じゃない誰かを演じてるんです。
嘘つきはバレます。
僕は子供の頃から、
「嘘は一番いけません」
と両親に言い聞かせられてましたが、
怒られるのが怖くて、
失敗したり、いけないことをすると、
すぐに隠そうとしていたのですが、
驚く程、嘘が下手なので、
すぐにバレてしまいます。
ドッチボールで
本当は指先をかすめたのに
「当たってない」
と言ってしまったのを、
未だに覚えているほど、
嘘に対して罪悪感を感じてしまいます。
だから、パーティーの類は楽しくないのに、
楽しいよ〜というフリをして参加していても
結局浮いてしまうのだと思います。
…
極論を言えば、
パーティーが好きでないのであれば、
出る必要なんてないと思います。
ノリが悪いやつ、
空気が読めないやつ、
などと、言われてしまうのは怖いと思うのですが、
そんなに大したことじゃありません。
僕は
「苦手なんだー」
とカミングアウトする様になってから、
「実は私もなんだ!」
と、仲良くなれる人が増えました。
なんとなく一番大衆の意見が正しい様に
思いがちですが、案外そうではありません。
僕が子供の頃、「ひょうきん族」を見てる
やつらが面白い!という空気がある中で、
「おれ、ドリフ派なんだ」
とカミングアウトしたら、
友達が増えましたが、意外とそういうものです。
…
ちなみに、未だに僕はパーティーとか
大人数の飲み会とかめちゃめちゃ苦手なのですが、
できるだけ出る様にしていて、
それはチャンスがあるかも知れないし、
「楽しめる様になったら良いなー」
という憧れを捨て切れないからなのですが、
嘘付いて、別の自分を演じる代わりに、
できる事を探してみてます。
相手に気持ちよく話させることに徹したり、
周りに喜んで貰える話題を用意していったりしてみつつ、
うまくいったら「やった!」だし、
「無理だ・・」
と感じたら、お先に〜、とそそくさ退散することにします。
苦手なものは、苦手。
それが自分なんだから仕方ありません。
疲れたら、
弱い自分のことも認めること、
そこから道が開けることもあるんです。
強い自分を演じる事も時には必要ですが、
そればっかりだと壊れてしまいます。
自分に素直になることを、本気で
心掛けないとな・・・そう思ったので、
今回お話してみました。
それでは今回も最後までお読み頂いて、
本当にありがとうございました。