こんにちは、西井健一です。
昨日のメールの、ベネフィットのお話が
意外と好評だったので、また続きのお話を。
プロフィール作りでも、商品作りでも、
人の興味を引く為には、
『ベネフィット』で語る
ってことが大切だって、お話でした。
「歯を磨いて寝な」
って言うだけだと、
「なんで〜?」
「やだよ〜」
「めんどう〜」
って反応されちゃうんだけど、
「磨かないと、虫歯になっちゃうよ!」
って、理由を言うと子供は動きます。
これがベネフィットの力です。
つまり、虫歯になりたくない、
痛い思いを避けられる
というベネフィットに気付かせるんです。
そしてベネフィットは、その人にとって、
関係深かったり、魅力的であったりする程、
その分パワーを発揮します。
その人にとって
〜〜〜〜〜〜〜
というのが実はキーワードです。
少し、例をお話ししますね。
たとえば、
『人間関係を良くする会話術』
をあなたが教えれる人だとすれば、
その時は、
「人間関係を良くする会話術を
知りたくない?」
と言うと、きっと興味持って貰えます。
ただそれだとまだ弱くて、
興味を持って貰った時につかさず、
「部下が喜んで働いてくれる様に
なりますよ」
と、ビシッとベネフィットの一言加えた時、
相手の興味をさらにググっと
引き付ける事ができます。
でも、このベネフィットの一言って、
相手によって何が響くか、
それぞれ違うじゃないですか。
部下が喜んで働いてくれたら嬉しいのは、
会社の管理職の人だけで、
そうじゃない人には何にも響きません。
相手次第で、代わりに、
「冷めてきていた夫婦関係を
もう1度あの頃の様に戻せますよ」
「片思いのあの子と仲良くなれるよ」
「大人しくて塞ぎがちな、お子さんの
本当の気持ちを聞き出せますよ」
「同僚と良い距離感で、
付き合えるようになるよ」
といったような、それぞれの人に応じた
言葉がある訳です。
相手の現実に沿ってれば沿ってる程、
より興味を引き付ける訳ですね
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ビジネスで、「誰に(ターゲット)」が
大事だと言われるのはこの為です。
そして、対面だと、相手を見て、
臨機応変に変えることも可能ですが、
WEBや印刷物だと、やはりあらかじめ
誰に向けたものなのか、
ターゲットを決めておく必要があります。
ぼや〜っと広いままだと、
言葉が弱くなってしまいますし、
結果、強くは響かず、
あまり興味は持って貰えません。
ベネフィットを強くする為にも、
相手が誰なのかが、とても大切なんです。
ちょっとエクササイズをしてみましょう。
ほんの少ししか時間は掛かりませんので、
実際に考えてみてくださいね。
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STEP1.
あなたが提供できる商品で
一番価値のあるものを1つ挙げて下さい。
もし、まだ商品がなければ、
将来できそうな事を
何か1つ想像してみて下さい。
STEP2.
その商品の一番のウリを一言で、
表現してみてください。
STEP3.
目の前に誰か1人いると想像して下さい。
あなたが一番商品を売りたい人が良いです。
STEP4.
その人に向けて、あなたの商品の
一番のウリを一言で表現してみてください。
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どうでしょうか?
人が居る時と、居ない時とで、
何か変わりましたか?
商品のウリをより魅力的に
表現することができましたか?
あまり変わりませんでしたか?
もしまだ、ターゲットが明確で無いな・・
と気付かれた場合には、
よりターゲットを具体的にすることを
考えてみてください。
今回のお話は、
ベネフィットをさらに強烈にする秘訣、
「その人にとって」
を意識することをお話しました。
今日も最後まで読んでいただいて、
本当にありがとうございます。